日本水産学会 秋季大会

先日、日本水産学会秋季大会が、宮崎県宮崎市にあるフェニックス・シーガイア・コンベンションセンターにて開催されました。

母校である宮崎大学農学部が幹事校ということもあり、秋季大会に参加してきました。

大学卒業以来の学会でした。やはり気になるのは、飼料学や栄養学についてです。

養殖では、従来「魚に魚を与え成長させる」というシステムとなっています。養殖業の経費の6割から7割は、餌飼料代となっています。私は大学在学時、村田壽先生の下、タウリンを補足することにより、植物性タンパク質主体の低・無魚粉飼料開発等の勉強をさせて頂きました。魚粉を植物性タンパク質主体の飼料へと替えることで、餌飼料代を抑えられることができると考えています。

本大会でも、植物性原料や昆虫、水産加工残渣を使った代替飼料の利活用や開発の様々な発表がなされていました。

魚粉の価格高騰が続いており、今年もまた、飼料価格の値上げが予定されているため、これらの利活用は、現場サイドでは、より現実味を帯びてきた気がします。更なる研究・開発の発展を期待しています。